はじめの第一歩

簡単な計算をやってみる

2021年2月10日

概要

  • 電卓でおこなうような簡単な計算をRでおこなう方法を紹介
  • 式が成り立つか(論理演算)を求める方法も紹介

コードの動かし方

そもそもRを使ったことの無い方はどうやってコードを動かすのか、わからないかもしれません。そのため、そのような方向けにコードの動かし方を紹介しておきたいと思います。

コードの動かし方を確認したい人はこちら

RStudioが使える状態になっている前提でお話するのでまだ使える状態になっていない方は以下記事を参考に準備してください。

参考RとRStudioのインストール

RとRStudioのインストール方法を紹介します。
この記事を見てとりあえずR Studioが使い始められる状態にしましょう。

続きを見る

Rでコードを実行するときは基本的に下の画像のようにコンソール(Console)に実行したいプログラムを書き、ENTERキーを押して実行します。

これから紹介する簡単な計算に関するコードもコピー・ペーストして画像のようにコンソールに入力して実行してみましょう。

四則演算

まずは四則演算からです。四足演算子はRでは以下のように表現します。

四則演算

  • 足し算:「+」
  • 引き算:「-」
  • 掛け算:「*」
  • 割り算:「/」

コードとしては以下のように記述すると計算できます。

# 足し算
1 + 1
# 引き算
2 - 1
# 掛け算
2 * 5
# 割り算
10 / 2

少し高度な計算

Rでは四則演算以外にも指数計算や剰余計算なども実行できます。これらの演算子は以下のように表現します。

指数や剰余

  • 指数:「^」
  • 剰余:「//」

コードとしては以下のようになります。

# 指数
3 ^ 2
# 剰余(割り算の余り)
5 // 2

式が成り立つか調べる

次は等式や不等式が成り立つかを調べる方法です。等式や不等式は以下のように表現します。

式が成り立つか(論理演算)

  • イコール:「==」(等号は2つ続ける必要があります)
  • 以上:「>=」
  • 以下:「<=」
  • より大きい:「<」
  • より小さい:「>」

これらの等式や不等式の結果は「成り立つ」か「成り立たないか」のどちらかになります。成り立つ時は「TRUE」、成り立たなかったときは「FALSE」が結果として返ってきます。

コードの例は以下の通りです。

# 等しいか
10 == 10
# 文字列でも同様のことができます。
"A" == "A"
"A" == "B"
# 以上
10 >= 5
# 以下
5 <= 10
# より大きい
10 > 9
# より小さい
9 < 10

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